だいぶ空いてしまいましたが、今回は独り暮らしの高齢者に対する
家事代行業の在り方について考えてみたいと思います。
厚生労働省の発表によると、現在日本には独居高齢者が463万1000人
存在しているそうです。
65歳以上のみの高齢者世帯数は962万3000世帯ですが、そのうち
実に48.1%もの高齢者が独りで暮らしていることになります。
当然、それにともない孤独死や体の不自由からの掃除不十分など
さまざまな問題が表層化してきています。
官民ともにさまざまな方策をうち、少しでもこれらの問題を解決
しようとはしていますが、有効な手立てとは成り得ていないように思えます。
そこで、生活の場に入っていきより細やかに見守る家事代行サービスは、
どのように機能していくべきか。
まず定期的に家に伺う事になるため、独り暮らしの高齢者の体調の変化に
気付きやすいというのが一番大きいかと思われます。
さらには、人がいるという安心感。人と話すという満足感。
これらは、家事代行業の本筋ではないものの、独り暮らしの老人に対しては
大きな要素となり得ます。
もちろん、本筋である炊事洗濯掃除など、日々の家事をお手伝いすることで、
QOLの向上にも寄与できるのではないかと考えられます。
病院への通院の付き添いなどは可能かもしれませんが、
あくまで家事代行業なため医療行為を伴うような介護はすることができません。
このように、独り暮らしの高齢者が家事代行業者を利用することは
さまざまな面で利点があるのです。
もちろん、先に述べたように利用者側提供者側双方に未だ高い障壁が
あり、この分野での利用者はなかなか伸びてきていません。
今後、どのように発展していくのか。
これからも注視していきたいと思います。